丸くて柔らかいものを梱包してみた

段ボール=四角
これはもう常識なのですが、丸いものを梱包する時にはちょっと工夫が必要です。
それを試しにやってみたので紹介します。

目次

    四角い箱と丸い箱

    丸い商品を、四角いダンボールの箱で梱包するとどうなるか?

    それはこの図を見てもらったらわかります。

    ピンクのものが商品で、茶色が箱の中身で、箱を真上から見ている図と思ってください。

    左側の四角い箱の方には赤い点線が4つありますが、そこが箱と中身との接点です。

    右側は、「接点」となる点がありません。

    つまり、力がかかる場所が全体に分散されているということです。

    仮に、箱が転がって、「落下」と書かれた方向に落ちたとします。
    その時、①四角い箱は、接点の箇所だけに力がかかり、最悪商品が潰れてしまいます。
    ②丸い箱は、中の商品は、箱の内側の壁に沿って力が分散さるため、破損を回避できる可能性があります。

    丸い箱(試作)

    早速試してみました。

    直径1100㎜ 高さ300㎜ 円錐型の商品の梱包試作
    1. 商品の直径より、20㎜ほど大きな円を2枚作成
    2. ダンボール帯を作成しぐるっと1周
    3. 1番で作った円1枚と、2番で作った帯をガムテープで固定
    4. 1番で作った円でフタをする

    コロコロ転がしても、中の商品は動かず、歪まず!

    こんな遊具アリかも

    転がしながら思ってた。
    中に商品は言ってるけど、人が入ったら絶対楽しい!
    【ラート】というドイツ発祥の子どもの遊具があるし、今度これをダンボールで作ってみようかな。

    「ラート」 正式には「ルーンラート (Rhönrad)」(出展:Wikipedia)