ダンボールで簡単工作!超初心者から始めてみよう
ダンボールで工作をするのは、子どもから大人まで楽しめる趣味のひとつです。
ダンボールは非常に手に入れやすい身近にある素材で、簡単にカットや貼り付けができます。
紙よりも硬く、木よりもカットや貼り付けができる、工作にはちょうどいい素材ですよね。
この記事では、ダンボールで工作をするときのコツや、簡単に作れるおすすめの作品を紹介します。
ダンボールで工作をするときのコツ
ダンボールで工作をするときには、次の5つのコツを覚えておくと便利ですよ。
①うまく作ろう!を捨てる
まず、これ!
今工作をしようとしているのは、お子さんと一緒に?それとも趣味で?
いろんな状況があると思いますが、「うまく作ろう!」と思うのは捨てましょう(笑)
これは、すべてのワークショップ講座でまず伝えてることです。
「こんな素敵なの作りたいな」と憧れもあるでしょう。
それはもう少し先のゴールですし、そのうちできるようになりますので安心して、今は作る過程を楽しみましょう!
ここに尽きます。
②ダンボールを選ぼう
作りたい物が決まったら、ダンボールを選びましょう。
ダンボールには、色、厚さや強度、表面の質感などが異なるものがあります。
作りたいものに合わせて、適したダンボールを選びましょう。
例えば、家や乗り物みたいに、丈夫でしっかりしたものを作るなら、厚くて強度の高いダンボールがおすすめです。
逆に、軽くて柔らかいものや、小さなものを作るなら、薄くて柔らかいダンボールが向いています。
③切ってみよう!
工作の基本の「き」は、「切る」です!
手でちぎる、という方法もありますが、力もいるし、扱うにはやや上級者向きになります。
まずは「切る」方が最初は作りやすいですよ。
さて、切るに使う道具があります。
それは、「カッターナイフ」「ハサミ」「ダンボールカッター」がメインツールになります。
それぞれの特徴をまとめるとこんな感じです。
カッターナイフ | ハサミ | ダンボールカッター |
![]() (画像:オルファ カッター 大型 万能L型 11BS) | ![]() (画像:プラス はさみ フィットカットカーブ) | ![]() (画像:長谷川刃物 CANARY 段ボールのこ ダンちゃん) |
ダンボールの切り口がキレイに仕上がる 直線を切るのはピカイチ ケガに注意! | 薄いダンボールなら切れる カーブを切りやすい 「穴」はあけにくい | 直線、カーブ、穴、万能に使える 切り口はカッターよりは粗くなる これで切るとかなり痛い |
④貼ってみよう!
無事、切れたら貼ってみましょう!
ダンボールをくっつける道具も多数あります。
使いやすい、最適なものでくっつけてみてくださいね。
水糊 | ボンド | 両面テープ | ホットボンド | |
強さ | △ | ◎ | 〇 | ◎ |
価格 | ◎ | 〇 | △ | △ 機械本体が必要 |
接着面積 | 狭い~広い | 狭い~広い | 狭い~広い※ ※ただし部分接着 | 狭い |
くっつく時間 | △ 乾くまで時間がかかる | △ 乾くまで時間がかかる | ◎ 即くっつく | 〇 冷めたらくっつく |
メリット | 手軽 手についても取れる | 強力に接着 | 端ギリギリまで接着できる 離型紙(りけいし)を剥がせばいいので手軽 手が汚れる心配はない | 冷めたらすぐくっつく 細かい接着もできる ボンド自体に色がついているものもある |
注意すること | 手早くしないと乾く 塗りすぎるとはみ出す | 手や服に着くと落ちにくい 手早くしないと乾く 塗りすぎるとはみ出す | たまに離型紙(りけいし)で手を切る カーブは貼りにくい | 火傷に注意 連続して使うと出にくくなる |
⑤色をつけてみよう!
ついに、ここまできたら、後は仕上げれば完成!
一般的にダンボールは「茶色」です。
そのままだと、何だかイマイチですよね。
最後の大切な工程「着色」について解説します。
次の表を参考に、イメージに近くなるものを使って完成させてみてください。
水性ペン | 油性ペン | 絵具やペンキ | スプレー | シール | |
手軽さ | ◎ | ◎ | △ | △ | ◎ |
価格 | ◎ | 〇 | 〇 | △ | × |
発色 | ×※ ※ポスカ(水性顔料インク)は抜群に発色がいいです | △ | 〇 | 〇 | ◎ |
特徴 | ほとんどの水性ペンは、下地の「茶色」に負けて色が出にくいです。 白いダンボールならGOOD。 | 水性ペンよりはいいものの、微妙なものが多いです。 | 準備は大変ですが、色がキレイに乗りますし、何より混ぜて色を作れるのがいいですよね! | 屋内厳禁です。 すぐ色が付けれますが、飛び散るので対策が必要です。 | 上に貼ってしまうので下地の色の影響を受けません。 印刷されているものもあるので、キレイに仕上がります。 |
ダンボールに色や模様をつける。ダンボールに色や模様をつけるときには、絵の具やマーカー、シールや折り紙などを使います。絵の具は、水性のものがおすすめです。油性のものは、ダンボールに染み込んでしまったり、においが残ったりすることがあります。マーカーは、色が濃いものや太いものが目立ちやすいです。シールや折り紙は、カットや貼り付けが簡単で、かわいらしい雰囲気になります。色や模様をつけるときには、作りたいもののイメージに合わせて、自由に楽しみましょう。
楽しいダンボールの工作
ダンボールの工作は楽しいものです。
一度初めてしまうと、ずっと没頭してしまうのは、子どもでも大人でもよく見る姿です。
大きさや形、色、仕掛けやギミック、世界観、、、
あらゆるものを表現できますし、それはまったく自由です。
今回は、基本の5つのコツを紹介しました。
うまくできなくていい。
とにかく、楽しんでみてくださいね!